グチャグチャに泣いた日

彼との電話。

私は初めて泣いた。

1時間近くも泣き続けた。

彼は困っていて、どうしたら良いのか分からない様子だった。

ここからは全て

「かも」「もしかしたら」

の話。


これから二人で時間を過ごしていくと、いつかは将来の話が出るかもしれない。


でも私は岡山からは出られない。

遠い彼の元には行けないのだ。


今から将来の話をしている自分。

だけどその話が現実になった時、その時ではもう遅いのだ。

将来、一緒になれないかもしれない。

それなのに今付き合っていっても、仕方が無いのではないだろうか？


彼が好きで一緒にいたいけれど、将来がないかもしれない。

もうずうっと悩んでいて私は、どうしたら良いのか分からない。

だから、キモチがぐちゃぐちゃになって電話口で泣いてしまった。

彼は


「近かったら直ぐ会いに行くのに」

って言っていた。


そうなんだよ。私達の距離は遠い。

岡山からは遠い。

あなたの愛情はこんなに近くで感じられるのに。

「来週の週末に岡山に行くから。その時にずっと話を聞くから。」


って言う。

「私はきっと泣いて泣いて迷惑を掛けるよ。」

「いいんだよ。彼氏の前だったら泣いても良いんだよ。全然、構わないんだよ。」

あなたは優しいね。

私は、こんなにグチャグチャで苦しくて、あなたを困らせているのに。